お正月のしめ縄や鏡餅を準備したので、これでばっちり準備が整った気でいたのですが、お正月の生け花がまだでした。

29日にお花を買ってきたものの、29日は『二重の苦』の意味から『苦立て』という縁起が悪い日とされるため、避けたほうがいいですし、また、31日になって飾るのは『一夜飾り』といって、年神様に対して誠意を欠く行為とされている為、30日に入居者の方にお花を生けていただきました。

「これをもうちょっと短うして・・・これをこうして・・・」

と言われながら丁寧にお花を生けてくださいます。

「私しゃあ、若いころにお花を習っとったんよ」

と、生け花の出来栄えに満足そうにされていました。

玄関先に、気持ちを晴れやかにしてくれるお正月の生け花を飾ると、ぱっと明るくなった印象です。

コロナ禍で我慢を強いられる日々ばかり過ごしてきましたが、来年こそは良い年になりますように。