入居者の皆様にとって、食事の時間はとても楽しみな時間です。

それぞれにお好みがあると思いますが、お寿司はご馳走、晴れがましさのある料理という感覚は、確実にみなさんの中に根付いているように思われます。

地域中で作る祭りの日の郷土色豊かな寿司や、遠足の日に持たせてくれた母の巻寿司、人が集まる日の手作りちらし寿司などは、そうした意識のあらわれだと思えます。

それは素材の贅沢さによってではなく、私たちの意識のどこかに刻まれたお寿司のもつ非日常感やそれを手間ひまかけて手作りすることの豊かさによって、生まれるのかもしれません。

暦を見ながら職員がメニューを考えているので、よく食卓にのぼるお寿司ですが、振り返ってみると今までいろんなお寿司を作ってきました。

いなり寿司、うなぎ寿司、鮭寿司、梅しそじゃこ寿司、巻きずし、ちらし寿司、焼き鯖寿司・・・

その都度、入居者の皆様が職員手作りの料理を喜んでくださっているので、ひと手間のかかるメニューですが、頑張って作っています。