2月も中旬を過ぎたので、玄関に雛人形を飾る事にしました。

雛人形は元々、「上巳の節句」の際に、草や藁で作った人形(ひとがた)で体を撫で、穢れをうつしたものを川に流すことで厄払いとされていた行事と、貴族階級の女児が行っていた紙の人形のおままごと遊びである「ひいな遊び」が合わさって生まれたものだと言われています。

女の子が生まれると、お子様の健やかな成長と幸せを願い、その思いを込めてお雛様を飾り、毎年ひな祭りを行いお祝いしますが、雛人形飾りは、将来、『幸せな結婚ができるように』と願いを込めたものであり、結婚式の場面を表現したものでもあるそうです。

入居者のみなさんと一緒に雛人形の飾りつけを始めると

「まあ、こりゃええな。みな出してええん?」

「まあ、可愛い。本当にいいわね」

とみなさん笑顔のなられます。

雛飾りが気になって、こちらをチラチラ見ておられる男性入居者の方に

「娘さんの為に雛人形を飾られてましたか?」

と尋ねると

「もう忘れたわ」

と笑っておられました。

早速出来上がった雛飾りは玄関へ。

しばらくの間、玄関先を華やかに彩ってくれそうです。